
足は全身を支える大切な土台ですが、扁平足の状態になると歩行時の衝撃を吸収しにくくなり、疲れやすさや膝・腰への負担が増えることがあります。
特に長時間の立ち仕事や歩行が多い人は、足の疲労を感じやすいかもしれません。
扁平足は、生まれつきの場合もありますが、加齢や運動不足によって後天的に生じることもあります。
適切なケアを行い、土踏まずを鍛えることで、快適な歩行を目指すことが可能です。
ここでは、自宅でできる簡単な扁平足のケア方法について紹介します。
扁平足とは?足への影響

扁平足とは、足裏の土踏まずが低くなり、足底全体が地面に接している状態を指します。
土踏まずは本来、歩行時のクッションの役割を果たし、衝撃を吸収する働きを持っています。
しかし、扁平足の状態ではこの機能が低下し、以下のような影響が出ることがあります。
- 疲れやすさ:足裏全体が地面に接しているため、歩行時に足の筋肉へ負担がかかりやすくなります。
- 膝や腰への影響:足のアーチが崩れると、姿勢のバランスが乱れ、膝や腰に負担がかかることがあります。
- 足の痛みやむくみ:土踏まずが支えを失うことで、足の筋肉が過度に緊張し、痛みやむくみを引き起こすことがあります。
これらの影響を防ぐためには、土踏まずを支える筋肉を鍛え、適切なケアを行うことが重要です。
自宅でできる扁平足のケア方法
扁平足の改善には、足裏の筋肉を鍛えるトレーニングやマッサージが有効です。
自宅で簡単にできる方法を紹介します。
タオルギャザー運動

タオルギャザー運動は、足裏の筋肉を鍛えるためのシンプルなトレーニングです。
- 床にタオルを敷き、その上に裸足で座ります。
- つま先を使ってタオルを手前に引き寄せます。
- これを左右の足で10回ずつ繰り返します。
この運動を続けることで、足裏の筋力が向上し、土踏まずのアーチを支える力が強くなります。
足指じゃんけん
足指をしっかり動かすことで、足裏の筋肉を刺激し、扁平足の改善につながります。
- 足の指を使って「グー(指を握る)」「チョキ(親指と他の指を開く)」「パー(指を大きく開く)」の動きを行います。
- それぞれ10回ずつ繰り返します。
足指をしっかり動かすことで、歩行時の踏み込みが安定し、疲れにくい足を作ることができます。
足裏マッサージ
足裏の筋肉をほぐし、血行を促進することで、足の疲れやむくみを和らげます。
- 親指を使い、土踏まずの部分を軽く押しながらほぐします。
- 足指の付け根からかかとにかけて、指の腹を使って円を描くようにマッサージします。
- 片足3分程度を目安に行います。
お風呂上がりや就寝前に行うと、リラックス効果も期待できます。
適切な靴選びも大切
日常的に履く靴も、扁平足の改善に大きく関係します。適切な靴を選ぶことで、足の負担を軽減し、正しい歩行をサポートできます。
- 土踏まずをサポートするインソールが入った靴を選ぶ
- かかと部分がしっかりと固定される靴を履く
- サイズが合った靴を選び、足に無理な負担をかけない
靴の選び方を見直すことで、扁平足による疲れや痛みの軽減につながります。
まとめ
扁平足は、足裏のアーチが低くなることで、歩行時の負担が増える状態です。
長時間の立ち仕事や歩行が多い人は、特に疲れやすさや痛みを感じることがあるかもしれません。
しかし、適切なケアを行い、土踏まずを鍛えることで、快適な歩行を目指すことができます。
タオルギャザー運動や足指のトレーニングを続けることで、足裏の筋肉を鍛え、アーチを支える力を強化できます。また、足裏マッサージを取り入れることで、疲れを和らげることも可能です。さらに、適切な靴選びを意識することで、日常生活の中で足への負担を減らすことができます。
日々のケアを習慣にし、快適な歩行を目指してみてはいかがでしょうか。
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