足の形状として縦アーチ、横アーチと言われるアーチ状の形を作っています。
それがいわゆる土踏まずに当たるものです。
この「足のアーチ」が崩れることで偏平足になったり外反母趾を引き起こしたりします。
さらにこのアーチによるクッションの役割が阻害され膝や腰の痛みの原因になったりします。
例えば自転車のサドルにサスペンションがなかったとしたら、地面からの衝撃をもろに体に受けることになり、お尻や肩首まで痛くなってくるということは想像できると思います。
足のアーチが崩れるということは同じような負担が体にかかってくるようなものなのです。
もしかしたらあなたの「足のアーチ」も崩れているかもしれません。その簡単なチェック方法をお伝えしますのでぜひ、ご自身で確認してみてください。
親指の長さチェック
足のアーチが崩れているかを確認する方法として、足の親指の長さを見るという方法があります。
リラックスして足を伸ばして寝転びます。
その時、足の親指の長さを見て欲しいんですよ。
もしどちらかが長く見えるという場合、そちら側の足のアーチが崩れているということになります。
これは足の親指が伸びているということではなく、アーチが崩れたから長く見えるということなのです。
では、なぜ足のアーチが崩れたのでしょうか?
正確には骨盤からの影響を考慮しないといけないのですが、ここで注目してほしいのがスネの筋肉。前脛骨筋という筋肉です。
この筋肉はつま先を上げる動きをする時などに作用する筋肉です。
この筋肉が弱くなると足のアーチが崩れてしまう原因になります。
もちろんそれだけではないのですが、今回はこの筋肉にアプローチして足のアーチが回復するかを確かめてみましょう。
次のワークをした後、もう一度、足の親指の長さを比べてみてください。
膝押しかかと上げ、かかと下げ
[膝押しかかと上げ・かかと下げ]
座位で行います。
足の親指が長く見えた方の膝に両手を置きます。
ぐっと押さえながらかかとを上げていきます。
上からの圧と下からかかとを上げる圧がぶつかる感じですね。
かかとを上げたら、今度は膝を押さえながらかかとを下ろしていきます。その時、上からの圧に負けないように耐えながら徐々に下ろしていってください。
5回ほど行いましょう。
つま先上げ
今度は、片方の足を鍛える側の足の甲に乗せます。
重みを感じながらつま先を上げていきます。
再チェック
ではもう一度、両足の親指の長さを確認してみましょう。
どちらも長さが揃っていればアーチが戻ったということです。
何度も言いますがアーチが崩れる原因はそれだけではないので、長さがそろっていない場合は他の原因が残っているということもありますのでご了承ください。
うえ接骨院 上野
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